出会いはむらかみだった。
しまなみフレンチむらかみで食べ終わるころ、シェフに「お住まいは?」と聞かれた。桃山台と答えると、一枚のショップカードを手渡してくれた。「ぜひ行ってみてください」と。
次は、ここにしようと思った。
カウンターに座ると、シェフがすぐそこにいる。オープンキッチンのお店はいくつも知っているけれど、ここまで距離が近いのはナカコだけかもしれない。本格フレンチなのに、肩の力が抜ける。まるでなじみのカフェにいるような心地よさがある。
はじめの一皿は、甘エビとアボカドのタルト。マンゴーのソースとともに、目の前に供された。ひと口で、初夏を感じた。
シェフの手元が、目の前にある。ひと皿が仕上がっていく瞬間を、ただ、見ている。

メニューには、食材の名前だけが書かれている。初鰹、新玉ねぎ、と。
それは、鰹の藁焼きに新玉ねぎのムース、九条ネギのソース。
鱧、と書かれていたものは、鱧のフリットに根セロリのソースだった。
蝦夷鹿は、実山椒と赤ワインのソースとともに。
メインのお肉は、3種類から選べる。ポーク、ビーフ、そして蝦夷鹿。初めて訪れたとき、鹿を選んでみた。それ以来、いつも鹿を頼んでいる。ジビエらしい旨みがあって、やわらかくて、しっとりしている。
自宅の近くに、こんなお店がある。運がいいと、思いながら食べた。
初夏を、ナカコで感じた。季節が変わるたびに、ナカコへ。
メゾンナカコ
大阪府吹田市千里山竹園1-21-4 メリーヒル緑地公園
最寄り駅:北大阪急行 緑地公園駅(徒歩約11分)
営業時間:ランチ 12:00〜15:00 / ディナー 18:00〜21:30
定休日:月曜・火曜
公式サイト:https://www.maison-nakako.jp/


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